オイリー肌の原因と対策~生活習慣~

ベタベタ、ギトギトするオイリー肌の原因は生活習慣が原因であることもあります。
不規則な生活を送ったり、肌にとって過酷な環境だったりすると、ホルモンや自律神経のバランスを崩し皮脂の分泌を過剰にしかねません。
ではベタつきにはどのような原因があって、どのように対策すべきでしょうか。

■オイリー肌を招く生活習慣【1】乾燥する環境

肌の乾燥はオイリー肌を招きかねません。
乾燥肌は間違ったスキンケアによって引き起こしてしまいますが、空気の乾燥も大きく影響します。
肌を覆い保湿している皮脂膜は、肌の乾燥を察知すると大量に分泌されます。
よって空気が乾燥する環境では、オイリー肌に傾きがちになってしまいます。

夏場のエアコンや冬場の空気のように乾燥する環境では空気を乾燥させぬよう、加湿器を使う、濡れたバスタオルを干すなどの工夫をすると効果的です。
ベタつくからと乳液を省略する方もいますが、乾燥肌を促進してしまうのでしっかり使うと効果的です。

■オイリー肌を招く生活習慣【2】睡眠不足

睡眠不足はオイリー肌を招く原因になります。寝不足は交感神経を活発にし、皮脂の分泌を高める働きを持つ男性ホルモンの分泌量をアップします。
また十分な睡眠が取れていないと、ストレスを回復する働きを持つ成長ホルモンの分泌が不足してしまいます。
ストレスも皮脂の分泌をさかんにする男性ホルモンの分泌量を高めてしまいます。

質の高い十分な睡眠を取るためには、リラックスする時間を確保することが大切です。
スマホ画面は睡眠を誘発するメラトニンの分泌を低下させてしまうので、就寝前は避けるようにしましょう。
LINEやSNSのように人とのコミュニケーションも、交感神経を活発にするので避けるようにしたいですね。
自分がほっとできることを見つけてリラックスしてください。

■オイリー肌を招く生活習慣【3】ストレス

ストレスによって交感神経が高まると、アドレナリンとノルアドレナリン、コルチゾール、男性ホルモンであるアンドロゲンなどのホルモンが分泌されると、皮脂の分泌をさかんにし、オイリー肌を招いてしまいます。

精神的な影響だけなく、気候や騒音や空腹などによっても交感神経が優位になり、ストレスを感じてしまいます。
生きていくためにストレスはかかせませんが、そのぶんリラックスする時間も必要です。
自分が心地よいと感じリラックスできることを見つけて解消すれば、オイリー肌軽減につながるでしょう。

■オイリー肌を招く生活習慣【4】タバコ

タバコは血流を妨げ、肌の生まれ変わりであるターンオーバーを乱し、乾燥肌を招きます。
乾燥を招いてしまうと皮脂が過剰に分泌されて、オイリー肌を招いてしまいます。
また喫煙によって皮脂の分泌を活性化するコルチゾールが分泌されてしまう、交感神経を活発にしてしまう、などもベタつきの原因になってしまいます。

とにかくタバコを吸わないのが、オイリー肌を改善するためにはべストでしょう。
やめにくいですが、肌のためにも禁煙してみてはいかがでしょうか。
禁煙外来へ行く、禁煙セラピーを読む、深呼吸する…など、自分に合った方法を探し出すといいかもしれません。

オイリー肌の原因のひとつに生活習慣があります。
主に乾燥する環境、睡眠不足、ストレス、たばこなどによってベタつきを招いてしまうおそれがあるので、今一度見直してみてはいかがでしょうか。