「肌のベタつきに漢方!?」と疑問を感じる方もいるでしょう。
通常、漢方は薬として処方されるので、「オイリー肌の改善のために使うの?」と不思議になるのも無理はありません。
実は漢方は脂性肌を根本から改善することができる万能薬なんです!
漢方が脂性肌に効く理由は?
通常、漢方は薬として使用されるパターンが多いですが、脂性肌にも有効です。
その理由は、漢方によって体質改善へアプローチできるから。
オイリー肌は体質による症状なので、漢方によって原因へ働きかけ、根本から改善へとつながるんです。
漢方は東洋医学に基づいており、体質を改善しながら不快な症状も治していくため、根本からの治療が期待できます。
オイリー肌の症状は、生活習慣やうまれつきの特性から引き起こされているため、体質改善できる漢方が効果的なのです。
オイリー肌を改善する漢方はたくさんある!
まずは自分の体質を知り、不快な症状が当てはまる漢方を服用するとオイリー肌を効果的に改善できます。
脂性肌は体内に熱がこもるためにベタつきを招いてしまうと考えられ、熱を除去する目的で漢方薬が使われるパターンが多いのが特徴でしょう。
○黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
10代から20代前半に見らえるオイリー肌は、体内の運動が活発なため熱がこもりやすくなっています。
熱を取り去る効果が期待できる黄連解毒湯が処方されます。
○五涼華(ごりょうか)
黄連解毒湯と同じく、10代から20代前半のオイリー肌に役立ちます。
○杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
30代後半から40代くらいのオイリー肌は、虚熱がこもってしまいます。
虚熱はストレス・睡眠不足・疲れなどの消耗によって生まれ、杞菊地黄丸は虚熱を取り去る作用が期待できます。
○知柏地黄丸(ちばくじおうがん)
杞菊地黄丸と同じく、30代後半から40代のオイリー肌に役立ちます。
○半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
小鼻の脇の皮脂のベタつきや、皮脂の浮きが気になる人、ニキビ・胃炎・口臭・ネバつきがある人のこもった熱を除去する働きがあります。
疲れやすい・胃腸虚弱・顔のむくみ・食後の眠気やだるさを伴う方は六君子湯も一緒に服用するとベストだと言われています。
○竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
頬・顎・髪の生え際などの化膿ニキビや毛穴の開きなどオイリー肌をはじめ、湿ったフケ・黄色いおりもの・口の苦みなどの熱のこもりを竜胆瀉肝湯は除去する働きがあります。
常に緊張気味・イライラする・顔ののぼせなど気のめぐりによる熱は大柴胡湯が役立ちます。
○加味逍遥散(かみしょうようさん)
イライラが多い方の気のめぐりの悪さによって生じた熱には加味逍遥散が効果的です。
漢方薬は自分の体質に合ったものを処方してもらおう!
漢方は漢方薬局で、自分の体質に合ったものを調合し、処方してくれます。
ドラッグストアでも、市販のものが販売されていますが高額なので、病院などで診察を受けたうえで処方してもらうと保険適用されるので、まずは皮膚科を利用するのがオススメです。
すべてのクリニックが漢方を扱っているのではないので、漢方を処方してくれるところをリサーチし、まずは相談してみましょう!
さらに病院では、顔の脂漏性皮膚炎の受診もできます。
「こんな悩みで病院なんて大袈裟な…」と思わずにお肌の健康のために、是非受診を検討してみてください!
更に詳しい情報はこちら→顔の脂漏性皮膚炎の原因と症状、その対策を知りたい!