オイリー肌のかゆみの原因は何なのでしょうか。
ベタつく肌の不快なかゆみの原因として、汗の刺激によるかぶれやじんましんなどもあります。
ここでは脂性肌だからこそ考えられるかゆみの原因と対策方法をご紹介します!
オイリー肌・脂性肌によるかゆみの原因は?
オイリー肌によってかゆみを招いてしまう原因の正体は、脂漏性皮膚炎です。
脂漏性皮膚炎の原因は、マラセチア真菌によって引き起こされます。
マラセチア真菌は、常在菌ですのでもともと人間のからだに存在していますが、皮脂の分泌が過剰になると、脂漏性皮膚炎となり、かゆみを引き起こします。
通常はマラセチア真菌がいても、問題はありませんが、オイリー肌によって皮脂の分泌が過剰になることで、脂漏性皮膚炎を起こしてしまうなどの、悪影響を及ぼします。
成人の場合にこの脂漏性皮膚炎になった場合は、オイリー肌が原因のため、肌質改善しなければ慢性化してしまうおそれがあります。
間違ったスキンケアを正すだけでなく、ストレスや睡眠不足、バランスの取れた食事など、基本的な生活習慣の見直しも重要なので注意してください。
かゆみは顔だけにでるの?
脂漏性皮膚炎は、鼻やTゾーン以外にも、頭皮や耳など、皮脂の分泌が活発な部分に出ることが多く、時には胸や腋・背部にもできる人がいます。
脂漏性皮膚炎は顔だけの症状ではないため、注意する必要があるのです。
かゆい!オイリー肌・脂性肌の対策方法
脂漏性皮膚炎は、マラセチア真菌を退治する治療が一般的で、病院でも治療が行われています。
もし、あまりにもひどい場合は受診し、医師の指示を仰ぐことをおすすめしますが、今回はオイリー肌を改善するためのケアをご紹介しますので、そちらをまず試してみてください。
オイリー肌が改善されると同時に、「脂漏性皮膚炎もおさまった」というケースもありますので、まずは肌質を改善していきましょう!
ストレス解消をする
過剰なストレスは女性ホルモンを抑え、男性ホルモンの分泌を優位的にし、皮脂の分泌を活発にします。
男性ホルモンは皮脂分泌の働きを活発にし、マラセチア真菌を活性化してしまいます。
ストレス解消し、ムダな皮脂の分泌を抑えかゆみを防ぎましょう。
バランスの取れた食事をとる
皮脂分泌を抑えるには、まず脂肪分の摂り過ぎを防ぎましょう。
同時にビタミンの中でもビタミンCとビタミンB群の摂取を増やしてください。
ビタミンCは角質層のうるおいを高め、ビタミンB群は皮脂の分泌をコントロールする働きがあるため、脂漏性皮膚炎のかゆみを防ぐのに役立ちます。
正しい洗顔をする
オイリー肌のかゆみを改善するのに一番重要なのが正しい洗顔をすることです。
大量に分泌された皮脂が原因で脂漏性皮膚炎によるかゆみを引き起こしていますが、
洗顔ですべての皮脂を落としてしまうのは間違いです。
適度な皮脂は、肌にバリアを張って肌を保湿しているので、過剰に取り去ってしまうケアを避けましょう。
オイルクレンジング・熱いお湯でのすすぎは、皮脂を奪ってしまうのでおすすめできません。
クレンジングはミルクかクリームタイプを、すすぎはぬるま湯を使ってください。
間違った洗顔や、クレンジングはオイリー肌だけでなく、あらゆる肌トラブルの原因になるので、保湿重視のスキンケアを心がけましょう。
脂漏性皮膚炎がひどいときは、病院を受診しよう
オイリー肌のかゆみの原因の多くは、脂漏性皮膚炎なので、スキンケアや生活習慣の
見直しが必要です。
しかし、それでも改善されない場合は、無理をせずに皮膚科に受診しましょう。
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