オイリー肌になってしまうのは、インナードライ肌が原因の一つだということをご存じでしょうか。
「いつもベタつくから・・」といって、皮脂を取りすぎたり、さっぱりさせすぎたりするスキンケアを行うのはオイリー肌にとって逆効果です。
皮脂を取りすぎるスキンケアをやり続けると、「インナードライ肌」というオイリー肌の原因ともなる肌質になってしまうからです。
インナードライってなに?
その名の通り、インナードライとは肌内部が乾いている状態をさします。
表面は皮脂でベタついていますが、実は肌の内側では乾燥しており、あらゆる肌トラブルの原因になるのです。
このインナードライは、時間の経過とともに皮脂の過剰分泌が起こってしまうためオイリー肌と区別がつきづらいのです。
ただ、オイリー肌は、ベタつき・化粧ノリの悪さ・ニキビ・毛穴の目立ちなどの皮脂過剰による症状が特徴的なのに対し、インナードライ肌は、乾燥肌のようなキメの乱れ・かさつき・つっぱり・ごわつきなどの症状も目立ってくるところが特徴になります。
インナードライは乾燥が原因だった!
インナードライの主な原因は、「肌の乾燥によるもの」です。
過剰な洗顔などすると、肌の保湿を維持する角質層に隙間ができ、さらに皮膚の表面を覆っている必要な皮脂までも奪い取ってしまうので、肌に潤いがなくなり、乾燥を招いてしまいます。
保湿するための皮脂がなくなった肌は、なんとか皮膚を守ろうと働き皮脂を大量分泌させるため、オイリー肌のようにベタついた症状がでてきます。
ところが角質層内は隙間ができたことによって、うるおいを保てない状態になっているため、スキンケアで化粧水を与えても、保湿成分が漏れ出てしまい、乾燥したままの状態になってしまうのです。
一見オイリー肌に見えるインナードライ肌は、内側は乾燥肌になっているワケなんです!
インナードライの身近な改善ポイント
インナードライは、乾燥対策が必要です。しかし、具体的には何をすればいいのでしょうか。
今回はインナードライの対策について、改善ポイントをまとめてみました。
まずは洗顔から見直して!
「皮脂が出るから・・・」と、むやみに洗顔で皮脂膜を奪い去ってしまうのはインナードライを引き起こす原因になります。
他にも、オイルクレンジングの使用・ダブル洗顔・熱いお湯でのすすぎをしてしまうと、インナードライの原因になるので避けるようにしましょう。
クレンジングはミルクかクリームタイプを、チョイスし、洗顔フォームは使用せずに、肌に優しい無添加せっけんを使いましょう。すすぎにはぬるま湯を使うのがベスト!
スキンケアで保湿をしっかりする!
インナードライ肌を改善するためには、過剰なスキンケアによって出来てしまった角質層の隙間を塞ぐ必要があります。
角質細胞の保湿成分である天然保湿因子MNFや、角質細胞間脂質の主成分であるセラミドを含んだ化粧品を使うと、効果的に角質層の隙間を補うことができるので、オススメしたいアイテム!
肌の潤いを保つためには水分と油分のバランスが重要です。
よく間違えがちなのが、「肌がテカり気味だから、乳液は使わない」と、乳液の使用を避ける人もいますが、化粧水は蒸発しやすいので、保湿成分に蓋をするために乳液はちゃんと使いましょう!
生活習慣を正そう
実はあまり関係なさそうではありますが、生活習慣からもインナードライになる要因はあるのです!
睡眠不足・ストレス・乱れた食生活によっても、インナードライ肌を招く場合もあります。
睡眠はターンオーバーを促したり、肌の弾力を保つためにかかせないものなので、睡眠はしっかりとることを意識しましょう!
ストレスもターンオーバーや肌の弾力を低下させる元になので、自分が夢中になれることなどを生活に取り入れて適度にストレス解消してくださいね。
また、ファーストフードばかりでなく、野菜を含めた食べ物をバランスよく食べることも心がけましょう!
特にビタミン・ミネラルは皮脂のコントロールに役立つので、積極的に摂取してくださいね!
インナードライはオイリー肌の原因にもなるので早めの対策を!
乾燥によって引きおこる厄介なインナードライ肌。放置しておくと、皮脂分泌が過剰になるためオイリー肌の原因になります。
適切なスキンケアや生活習慣を意識することで、十分解消することはできるので、まずは、インナードライの要因になる乾燥から肌を守りましょう!
肌に優しいスキンケア方法や、バランスの取れた食生活を送るための参考として別ページで詳細を記載してますので参考にどうぞ!
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